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スマホで撮影できるのに、なぜ「プリクラ」文化は続いているのか誕生してから28年(1/5 ページ)

1995年に「プリント倶楽部」が誕生してから28年。97年の大ブーム時に1000億円を超えていたプリントシール機の市場規模は、現在200億円規模まで落ち込んでいるが、今でも一定の支持を得ている。市場シェア94%のフリュー社に最新事情を取材した。

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 1995年にセガが「プリント倶楽部」(※)を発売してから、一大ブームとなったプリントシール機。アラフォーの筆者は「とっくに過ぎ去ったトレンド」と認識していたが、28年間で浮き沈みはありつつも、今でもプリクラ(※)は一定の支持を得ているようだ。

(※)「プリント倶楽部」及び「プリクラ」は株式会社セガ、株式会社アトラスの登録商標となる。


「かわいく写したい」という女性の欲求を叶えるべく、最新機種は「盛り」の機能が著しく向上している(筆者撮影)

 近年のプリントシール機市場を調べてみると、97年に市場参入したフリュー社(東京都渋谷区、当時はオムロン社)がシェア94%と市場を独占している(2022年夏時点、フリュー社調べ)。20年以上にわたりプリントシール機事業に携わり、ヒット機種を生み出してきた同社に、事業の歴史から最新トレンドまでを取材した。

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