コラム
「駅別マンション価格」を可視化したら、住みたい街が見えてきた:データに隠された真実(2/4 ページ)
首都圏、特に東京23区では不動産価格の高騰が止まりません。「駅を変えれば、町を変えれば何とかなるのでは?」という希望をかなえるべく、中古マンションの価格を可視化してみました。
「マンション価格6000万円」と聞いてもピンとこないかもしれません。
仲介手数料などの諸費用(約500万円)を現金で払い、物件価格6000万円をすべて住宅ローン(35年、年利0.75%)で借りた場合、月々の支払額は16万円。そこに管理費、修繕積立金、固定資産税を加えると、だいたい19〜22万円(年額230〜260万円)の負担になります。
子どもの有無やライフスタイルにもよりますが、年収1000万円(手取り700万円台前半)では月々の資金繰りに余裕がなく、1200〜1400万円(手取り800〜900万円台)あれば現実味が増してくるようなイメージでしょうか。
SNSには「マンションクラスター(略称:マンクラ)」と呼ばれる人たちがいて、大好きなマンションや街について日々語り合ったり、SUUMOなどの不動産情報サイトで気に入った物件をシェアしたりしているのですが、そんな彼らがお勧めする物件の中で、特に注目を集めているのが4000万円台のお部屋です。
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