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地域差ってあるの? 高卒生の「現役進学率」「就職率」を探ってみた:データに隠された真実(1/4 ページ)
2022年度の大学への現役進学率を可視化してみました。高校所在地の都道府県別にまとめましたが、地域差はあるのでしょうか。
2022年度の大学への現役進学率を可視化してみました(図1)。高校所在地の都道府県別にまとめたものです。
全国平均は55.2%です。地図には表示されていませんが、現役以外(浪人合格者)を含めると60%を超えます。もし皆さんが「平均的」な進学実績のある学校にいるとしたら、40人のクラスのうち22人が現役で大学に進み、10人が短大や専門学校等に進学し、6人が就職、残り2人が浪人するということになります。
同じ都道府県の中では、都市部のほうが進学率は高くなっています。図2は、高校のある市区町村ごとに、大学、短大に現役で進学する人の割合を示した地図です(データの都合で短大も含まれています)。
なお、市区町村ごとの地図は、ひとつひとつの高校の進学実績に大きく影響されるのでご注意ください。日本の高校は、一市区町村あたり平均 3.1校しかないからです。
市区町村で進学率が一番高いのは、埼玉県嵐山町と京都市下京区(94%台)ですが、私立大学の付属校が多いためだと考えられます。都市圏全体の傾向を大まかに見ながら、「外れ値(進学率が周囲よりも高い、または低い市区町村)」にどんな高校があるのか調べるのもいいですね。
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