コラム
地域差ってあるの? 高卒生の「現役進学率」「就職率」を探ってみた:データに隠された真実(2/4 ページ)
2022年度の大学への現役進学率を可視化してみました。高校所在地の都道府県別にまとめましたが、地域差はあるのでしょうか。
次に、高校を卒業した人の就職率を見てみます(図3、4)。三大都市圏では5〜10%(40人のクラスに2〜4人)、地方圏では15〜20%(クラスに6〜8人)が就職しています。市区町村ごとのデータを見ると、50%以上が就職している市区町村もたくさんあります。
ところで、高校卒業生は地元に残るのでしょうか? それとも県外に出る傾向が強いのでしょうか? 高校卒業後の進路について、県外の大学や企業への進学、就職率を地図にまとめてみました。
図5は、県外の大学に進学する高校卒業生(浪人生などを含む)の割合を示しています。県外進学率の全国平均は 56.2%。40人のクラスに例えると、24人の大学進学者(現役、浪人)のうち13人が他県に進学することになります。
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