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閉店前の完売が続く「ゴディパン」 半年がたっても人気が冷めないワケ:有楽町にオープン(3/4 ページ)
世界初のゴディバのベーカリーとして、2023年8月に有楽町にオープンした「ゴディパン 本店」。オープンから半年が経過しても、なお混雑が続き、閉店前に全商品が完売するという。なぜ、これほどの人気が続くのか。
「コロネ」「クリームパン」「カレーパン」が人気トップ3
ゴディパンのWebサイトでは、19品の商品を紹介しているが(24年1月末時点)、店頭では25品前後の商品を販売している。クリスマスやバレンタインなど季節ごとに新商品を発売し、期間限定商品は人気が高いという。
2月1日から発売されたバレンタイン限定の「ねじねじショコラパン (ショコラ)」(左)「ねじねじショコラパン (フランボワーズ)」(各410円)、「ゴディパン バレンタイン 限定エコバッグセット」(3996円)(ゴディバ ジャパン提供)
そういった季節限定商品を除いた人気の商品は、「コロネ(ショコラ)」(453円)、「ショコラティエのカレーパン」(453円)、「カカオフルーツのクリームパン」(378円)の3つとなる。
最も苦労したのはショコラティエのカレーパンで、開発期間は1年に及んだ。スパイスを使ったカレーは味の主張が強く、少量のチョコレートを混ぜるだけではその存在感が薄くなってしまう。両者の一体感が出るまでに、カレーやチョコレートの種類、それぞれの量、加え方など、相当数のパターンを試したそうだ。
これらの商品が人気を得ている理由を、「親しみやすさと意外性のバランスが良かったのだろう」と奥村氏は分析する。
「なじみのあるパンながらも、『こんなの食べたことない』という新しさを備えた特徴を、分かりやすくお伝えできている商品だと思います。特にカレーパンは、チョコレートとカレーの組み合わせってどうなんだろうと興味がわきやすいかなと。とはいえ、現状は制限をかけて販売しているので、それぞれの商品の真の実力は見られていません」(奥村氏)
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