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KDDI、直営店にeスポーツ施設 「携帯×異業種」狙いは?カフェやベーカリーも(2/3 ページ)

KDDIは2月1日、東京・上野の直営店に併設する形でeスポーツ専用施設をオープンした。同社はこれまでも、直営店にカフェやベーカリーなど、異なる業態の施設を併設してきた。「直営店×異業種」の狙いとは?

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eスポーツに着目したもう一つの理由

 eスポーツに着目した理由は、それだけではない。KDDIはこれまでにも、プロチーム「DetonatioN Gaming」(現:DetonatioN FocusMe)や一般社団法人日本eスポーツ連合をスポンサードするなど、eスポーツを支援してきた。

 また「GeForce NOW Powered by au」として、クラウドゲームサービス「GeForce NOW」の国内向けサービスも提供。同サービスはソフトバンクが撤退を発表しているため、現在はKDDIが国内の主たるプロバイダーとなっている。


KDDIが考える「esports Style UENO」の目指す姿。eスポーツを盛り上げつつ、Z世代との接点を広げてビジネスにつなげたいという

 日本のeスポーツの市場規模は、21年から3年で約2倍の成長が見込まれていると佐々木氏。試合の観戦や動画を視聴するファンの数も、コロナ禍に急増していると説明する。

 「eスポーツ自体が伸びている中、コロナ禍を経てリアルに集いたいというお客さまのニーズも高まってきている。われわれは全国に28の直営店を持っているので、そこを活用して何か取り組みができないかと考えた」(佐々木氏)

 「esports Style UENO」では、KDDIのインターネット網へダイレクトに接続する10Gbpsの専用固定回線を敷設。屋内の通信設備も全て10Gbps対応で、ゲーミングPCまで高速ネットワークが行き渡っており、「高いフレームレートが求められるeスポーツにおいて、ストレスのないプレー環境を提供できる」とKDDIコンシューマ営業統括本部の砂金智彦氏は説明する。


スピードテストでは、上り、下りとも8Gbpsを超える高速通信が確認できた。高速環境でストレスのないプレーが可能だ

ゲーム配信を体験したい人向けに、最新の配信設備も提供。常駐するスタッフが使い方をレクチャーする

最大11人でグループ対戦ができる個室ブースを用意。特別構成のASUS「ROG STRIX HELIOS」などの機材が利用できる

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