駅のリニューアルが進んでいるが、注目はどこ?:関東の私鉄沿線格差(1/2 ページ)
大手私鉄はふだんの運行を毎日続ける一方で、駅のリニューアルも進めている。どの鉄道でも駅のリニューアルが進んでいるが、近年注目されているのは……。
大手私鉄はふだんの運行を毎日続ける一方で、駅のリニューアルも進めている。どの鉄道でも駅のリニューアルが進んでいるが、近年注目されているのは東急池上線である。
東急は「みんなのえきもくプロジェクト」として木造駅舎の記憶を伝えるべく、池上駅や旗の台駅で使用していた木材(古材)を、駅および沿線で使用していくプロジェクトを始めた。
池上線の池上駅に「エトモ池上」ができ、ここには「えきもく」を使用したさまざまなものがある。また、多くの駅で「えきもく」を使用したベンチが備えられており、木のぬくもりを感じさせるものとなっている。
東急池上線では、老朽化対策のため駅のリニューアルが進んでいるが、その際に昔ながらの風情を残そうとしている。
同じ東急電鉄では、比較的新しい田園都市線の地下区間でもリニューアルが開始された。地下区間5駅(池尻大橋駅・三軒茶屋駅・駒沢大学駅・桜新町駅・用賀駅)のリニューアルプロジェクト「GREEN UNDER GROUND」が実施されている。すでに2021(令和3)年に駒沢大学前駅のリニューアルを開始し、安心・安全・快適・便利でサステナブルな駅へとリニューアルしつつある。
2023(令和5)年6月には駒沢大学駅東口ビルが改修工事を終え、グランドオープンした。「UNDER THE PARK」をコンセプトに、都立駒沢オリンピック公園の木々を一本の木に見立て、駅は根っこ、地上出入り口は木や葉をイメージしている。駅全体のリニューアルは2024(令和6)年夏頃となる予定だ。
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