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なぜ、ウニやカニそっくりの具を使った「海鮮丼」を? ファミマに狙いを聞く セブンやローソンも注力(2/2 ページ)
ファミリーマートは2月6日、ウニやカニといった水産物の代替食品を使用した「だいたい(代替)海鮮丼」(498円)を発売した。その背景とは?
コンビニ各社が代替食品を強化するワケ
コンビニ各社は、代替食品を活用した商品開発に注力している。
例えば、セブン‐イレブン・ジャパンは23年7月、プラントベースプロテイン(植物由来のタンパク質)を使用したツナマヨおにぎりやナゲットを全国のセブン‐イレブンで発売した。
環境に配慮した商品を強化する狙いもあるが、鳥インフルエンザの拡大、ウクライナ問題、飼料価格・エネルギー価格の高騰により、肉類の安定的な調達が難しくなっていることを受けての対応だ。
セブンの商品開発担当者は、代替食品を使った商品について消費者が「わざわざ食べる必要を感じない」「おいしくない」といった認識を持っていると分析。単に啓もうするだけでなく、積極的に食べてもらうために味にこだわったと強調している(参考記事)。
ローソンは23年7月、代替卵を使ったサンドイッチ「食べ比べ!2種のスクランブルサンド」(322円)を期間限定で発売した。通常の卵を使用したスクランブルエッグサンドと、代替卵を使用したスクランブルサンドを組み合わせており、食べ比べられるようにしているのが特徴だった(参考記事)。
このサンドイッチは、当時問題になっていたエッグショックに対応するだけでなく、プラントベースフードの認知を拡大することが目的だった。
環境配慮や原料調達のリスク分散といった視点から、徐々に拡大している代替食品。現在は消費者の認知を広げるという段階だが、コンビニ各社はさまざまな試行錯誤をしている。
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