未経験のIT人材、「本気度」はここで見極める 採用担当者の本音を聞いた(1/3 ページ)
人材獲得競争の激化に伴い、IT人材において「未経験」の採用ニーズ、転職ニーズが増大している。企業側はどこを見極めているのか。
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近年、人材獲得競争が激化するIT転職市場において、未経験エンジニアの採用やIT人材育成の需要が高まっている。
実際に、レバテックが2023年11月に実施した調査によると、約7割の企業の採用担当者が未経験エンジニアを「採用している」または「検討中」と回答しており、企業の目は未経験者採用に向きつつある。
専門的なスキルを必要とするIT人材に対して、なぜ今未経験人材を求める傾向が強まっているのか。そして企業の採用担当者は未経験人材のポテンシャルをどこで計っているのか――。レバテックで行った大規模な調査と、採用担当者に直接ヒアリングして得られた示唆を紹介したい。
「未経験IT人材」 需給ともに増加
未経験エンジニアの採用を開始した理由は「経験者採用が難しくなっているから」(47.6%)が1位となっており、従来通りの即戦力採用のみでは必要な人的リソースが確保できず、未経験エンジニアを採用して育てる方針を取り入れる企業が増えている。
年齢としては「20代前半 」(30.3%)、「20代後半」(35.2%)の採用実績が多く、30代後半から採用実績が少なくなる傾向がみられた。職種チェンジを伴う未経験エンジニアの採用市場においては、特に20代を中心とした若手の転職が活発だ。
異職種からエンジニアに転向した人の前職は、販売・サービス職や営業が多く、「年収を上げたい」「手に職を付けたい」といった理由でエンジニアに挑戦する人も多い。若手層を中心に、 IT業界の知見や経験が少ない人でもエンジニアになれる可能性が広がりつつあるといえるだろう。
一方、未経験エンジニアの採用課題について企業の採用担当者412人に質問したところ、「スキルや能力の見極めが難しい」(58.0%)が過半数を占める結果となり、入社後に活躍できる人材かどうかの「見極め」に苦戦する採用担当者が多いことが明らかになった。
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