約8割が「リモートワーク中にさぼった経験あり」 ついやってしまったこととは?
リモートワーク中にさぼってしまった経験が「ある」とした人は8割に上ったことが、SMB(愛知県知多郡)による調査で明らかとなった。
ワークライフバランスが重視されるようになり、リモートワークを導入する企業が多くなってきた。リモートワークは出社とは環境が異なるため、さぼってしまう人も多いのではないだろうか。
リモートワーク中にさぼってしまった経験が「ある」とした人が8割に上ったことが、スマホアプリ開発などを手掛けるSMB(愛知県東浦町)による調査で明らかとなった。
リモートワークでサボってしまう……何をした?
リモートワーク中にさぼってしまったことが「ある」とした人は79.3%に上った。内訳は「何回かある」が72.7%、「一回だけある」が6.6%、「一回もない」(20.7%)という人は2割にとどまった。
具体的にしていたことは「スマホをいじる」が最多回答となり77.3%に上った。以降は「テレビを見る」(41.0%)、「ネットサーフィン」(40.8%)と続いた。
さぼっていた時間は「30分以上1時間未満」が最も多く28.5%。以降は「15分以上30分未満」(24.8%)、「1時間以上2時間未満」(19.1%)と続いた。また、「4時間以上」とした人は5.4%と一定数いることが分かった。
リモートワークはさぼりやすいと「思う」と回答した人は合わせて85.4%に上った。さぼってしまう要因について、最も多い回答は「上司や周囲の目がない」で65.2%と半数以上を占めた。その他「仕事とプライベートのメリハリがつかない」(50.9%)、「進捗状況を逐一報告しなくていい」(32.0%)が上位回答となった。
リモートワーク時は、出社時よりも仕事がはかどっていないと「思う」とした人は合わせて56.9%と半数以上となった。また、リモートワーク効率化のために、タスク管理や上司が業務内容を把握できる機能のあるツールの使用は効果的だと「感じる」とした人は64.8%に上った。
約半数がリモートワークのモチベーションを維持するために意識していることがあると回答。具体的な内容は「タスクを細かく分け、達成数に応じて週末に自分にご褒美を用意する」(50代男性/千葉県)、「できるだけオフィス環境に準ずるICT機器をそろえて、仕事がしやすいような場所を自宅に設けた」(50代男性/大阪府)といったコメントが寄せられた。
調査は2月7〜8日にインターネットで実施。リモートワーク経験のある1004人から回答を得た。
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