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ユーザーから厳しい評価も? 「ダイソー」初の公式アプリ、使ってみて分かった課題と可能性(2/3 ページ)

100円ショップ「DAISO」などを展開する大創産業が「初」の公式アプリをリリースした。店頭の在庫などを確認できる仕様で、100円ショップとしては非常に珍しいアプリだ。実際に使って課題や将来性を考えてみた。

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 検索結果では、在庫状況が「在庫あり」「残りわずか」「在庫なし」「取り扱いなし」の4パターンで表示される。在庫ありとなっていた「包装用エアーマット (50cm×5m)」を実際に店舗で探すと、確かに見つかった。


商品画面で在庫状況を確認できる

確かに店頭で商品を発見できた

 同様に、他の商品もアプリで検索してから在庫状況を確認して、店内で探したところ、5つの商品で試した限りでは全商品を店内で確認できた。とはいえ、アプリストアのレビューでは「アプリで在庫ありの商品がお店になかった」といった批判が目立つ。毎月1000もの新商品を開発し、数万点の商品を扱っていることから、店舗や商品によってはアプリが追い付いていないのかもしれない。店員に聞いたところ、確かに実店舗の在庫状況がアプリに反映されていないことはあるという。

他店舗の在庫確認やEC購入もアプリで可能

 店舗に足を運んで、お目当てのものがなかった場合は、商品ページの「他店舗の在庫を検索する」から他店舗の在庫を確認できる。登録した店舗の近くから順に表示する仕組みで「DAISO ダイエー市川店」の場合は次のような画面となる。


近隣店舗の表示画面

 このような機能があるのなら、店舗指定→商品検索ではなく、最初から商品検索→店舗指定という順の方が便利な気がするが、レビューでも批判が集まっているため、今後の改善に期待したい。ただ、100円ショップの商品は家電量販店のように離れた店舗まで行って買うモチベーションは低いと思われるため、あえてこのような仕様にしたのかもしれない。

 DAISO アプリでは、DAISOとTHREEPPYの商品をECで購入することもできる。色・柄・デザインなどが複数ある商品については指定できないほか、購入金額が1100円以上にならないと購入できないといった制限はあるが、利便性はある。同社のEC自体は21年10月から全国展開を開始しており、アプリへの実装は利用客の増加を狙っているのだろう。


アプリからダイソーネットストアも利用できる

1100円以上の購入が必要など、制限もある

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