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“見せつける”ようなデザインが避けられてる? 家電やファッションで進む「ロゴなし化」 シャープ、アップル、ユニクロの特徴(4/5 ページ)

家電やファッションで「ロゴなし」が進んでいる。背景には「クワイエット・ラグジュアリー=静かなぜいたく」と呼ばれるトレンドがあるという。

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ユニクロのシンプルなバッグが世界的にヒット

 クワイエット・ラグジュアリーのトレンドに乗ったのがユニクロの「ラウンドミニショルダーバッグ」である。国内では1500円、海外では20ドルで販売している至って普通のショルダーバッグであり、ユニクロらしく白や黒、緑や赤など一通りの色をそろえている。どれも淡色系だ。

 このショルダーバッグは英国の女性インフルエンサー、ケイトリン・フィリモア氏がTikTokで取り上げたのをきっかけに、英国の他、インドのECストアにおけるランキングで1位を獲得するなど、文字通り世界的に評価が高い。バッグに「ユニクロ」のロゴはなく、柄もない。それでいてスマホや化粧品、財布が入るなど収納性の良さが人気の理由だ。


ユニクロの「ラウンドミニショルダーバッグ」(出所:同社公式Webサイト、以下同)

 1日出かける際に丁度良いサイズのバッグといえる。同バッグのヒットはブランドではなく、あくまで機能性や質感がもたらしたものであり、クワイエット・ラグジュアリーの流れを汲んでいるといわれている。クワイエット・ラグジュアリーでは、外見だけでなく機能性などの“中身”も評価対象となるようだ。


ユニクロの「ラウンドミニショルダーバッグ」はさまざまな色を用意

ユニクロのバッグにはたくさん収納できる

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