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急成長のハワイアンカフェ「コナズ珈琲」 なぜコロナ禍でも売り上げを伸ばせたのか:営業利益は約3倍(1/5 ページ)
「いちばん近いハワイ」をコンセプトに、食の「感動体験」を追求しているハワイアン カフェ・レストラン「コナズ珈琲」。店舗数や売り上げ、営業利益ともに右肩上がりで成長しているが、その理由は……。
コロナ禍で多くの飲食店が苦戦する中、店舗数や売り上げ、営業利益ともに伸ばしている飲食チェーン店がある。「丸亀製麺」などの飲食ブランドでおなじみのトリドールホールディングス(東京都渋谷区)が展開するハワイアン カフェ・レストラン「コナズ珈琲」だ。
同チェーンは2013年12月に1号店である「コナズ珈琲 ふじみ野店」(埼玉県ふじみ野市)をオープン。コロナ禍真っ只中の19〜22年には店舗数を33から41店舗に増やし、売上高は1.5倍以上、営業利益は3倍近くまで増加した。
23年4月にはコナズ珈琲事業を分社化したKONA’Sを設立し、24年3月末時点で全国42店舗を運営している。トリドールホールディングスが発表している23年度第3四半期の決算を見ると、コナズ珈琲事業で前期比+4.2億円以上の増収を記録した。
慢性的な人手不足や原材料の高騰など多くの課題を抱える飲食業界だが、なぜコナズ珈琲は順調に右肩上がりの成長を続けているのだろうか。同社の戦略や好調の理由を、KONA’S代表取締役社長の阿部和剛氏に聞いた。
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