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急成長のハワイアンカフェ「コナズ珈琲」 なぜコロナ禍でも売り上げを伸ばせたのか:営業利益は約3倍(4/5 ページ)
「いちばん近いハワイ」をコンセプトに、食の「感動体験」を追求しているハワイアン カフェ・レストラン「コナズ珈琲」。店舗数や売り上げ、営業利益ともに右肩上がりで成長しているが、その理由は……。
「コナズ珈琲」の好調を支える3つのこだわり
そんなコナズ珈琲だが、同社は好調の理由をどのように分析しているのだろうか。阿部氏はオープン時から大切にしているこわだりのポイントとして、(1)店舗づくり、(2)サービス、(3)商品構成の3点を挙げた。
「まずは圧倒的なハワイ空間を生み出す店舗づくり。そしてアットホームなサービス。料理については、出てきた瞬間に思わず写真に撮りたくなるような盛り付け。この3つがそろった際にすばらしい店舗になると思いながら、日々努力を重ねている」
中でも一番の強みは、やはり「圧倒的なハワイ空間」を生み出す店舗づくりだ。ハワイの民家を改装したような外観&内装で思わず訪れたくなるわくわく感を創出し、実際に入店するとハワイアンミュージックが流れる中で、「まるでハワイにいるよう」な体験を提供している。
サービス面では、時間制限なしで顧客がリラックスした状態で過ごせるような接客を徹底。食事については思わずSNSに投稿したくなるような見た目で、作りたてのおいしさを味わえるようにした。海外に行けなくても、コナズ珈琲で現地の雰囲気を感じられるようにしている。
このように顧客の「体験」を重視したアプローチを取ることで、結果として高い収益モデルを実現しているのだ。
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