ドンキ、どんな肩でもズレにくいリュックが大ヒット 担当者が着目したランドセルの機能とは?(1/2 ページ)
ドン・キホーテの新商品「肩ピタリュック」が好調だ。3月13日にオープンした「MEGA ドン・キホーテ成増店」(東京都板橋区)で先行販売したところ、販売数量は同じ価格帯の商品の約200%という数字を記録した。
ドン・キホーテの新商品「肩ピタリュック」が好調だ。3月13日にオープンした「MEGA ドン・キホーテ成増店」(東京都板橋区)で先行販売したところ、販売数量は同じ価格帯の商品の約200%という数字を記録した。
肩ピタリュックの特徴は、ショルダーが左右に動く点だ。これにより、細肩、なで肩、いかり肩といったどんな体形の肩にもフィットしてずれにくいのだという。
ラインアップは拡張機能付きタイプとキャリーケースタイプの2種類を用意した。拡張機能付きタイプはMサイズ(9889円)と、Lサイズ(1万989円)の2サイズ展開となっている。
拡張機能付きタイプは、前面のファスナーを開けることでサイズや容量を変えることが可能だ。大きさはMサイズが30(横)×46(縦)×17〜29(幅)センチで、容量は約22〜35リットル。Lサイズが33(横)×53(縦)×20〜33(幅)センチで、容量は約30〜45リットルとなっている。
拡張機能を付けた理由について、商品開発担当者は「旅行や出張など幅広いシーンを想定し、荷物の量に合わせて拡大・縮小できるようにしました」と説明する。容量を変更するため通常のリュックよりも開け閉めの回数が多くなることを想定し、高い耐摩耗性を持つYKK製のタフジッパーを使用している。
キャリーケースタイプ(1万989円)のサイズは33(横)×53(縦)×20(幅)センチで、容量は約45リットル。大荷物でも入れやすく整頓しやすいよう、ファスナーがパカッと大きく開く仕様とした。
カラーはどのタイプもブラックのみ。また、いずれも水を弾いて汚れにくいコーティング素材を使用した。小物を仕分けて収納するためのポケットや、ノートPC専用の収納(内部にクッション材を使用)も搭載している。
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