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50歳になっても“現役” 日本発の「モンチッチ」は、なぜ7000万体も売れているのか猿ではない(5/5 ページ)

2024年で誕生50周年を迎えた「モンチッチ」。世界30カ国以上で販売され、現在はアジア圏を中心に専門ショップも拡大している。長年多くのファンに愛され続けている理由とは――。

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SNSによる予想外の反響も

 モンチッチはX(旧Twitter)やInstagramなど、各SNSでも活動の幅を広げている。フォロワー数が最も多い公式Instagramを見ると、30〜50代が半数以上。昨今の昭和レトロブームもけん引し、モンチッチを知らなかった若年層へもSNSでリーチしており、「かわいいキャラクターだと思い、調べたらモンチッチだった」という今の時代ならでは顧客接点も生まれている。


モンチッチの公式Instagram(@monchhichi_official)

 国別では、特に近年タイでの人気が拡大しているという。「芸能人やインフルエンサーがタイ語でモンチッチのハッシュタグを付けて投稿ところ、一気に認知度が広がり、国境を越えてモンチッチを認知してもらう機会が増えた」(新井さん)

 モンチッチの誕生日に合わせ行うイベントに関しても、タイからの問い合わせが増加。購入希望の声も多数届いているようだ。


50周年記念で再販された「モンチッチ XL ぬいぐるみ」(出典:セキグチ) (C)SEKIGUCHI

 「こうしたSNSでの広がりを見ていても、最も大切なのは世の中に出続けること、新しいモンチッチをつくり続けることではないかと感じている。今後はモンチッチファミリーや『チムたん』などの友達キャラクターも一緒に育てつつ、100周年に向けてモンチッチが長く多くのファンに楽しみ喜んでもらえるよう、途絶えることなく続けていきたい」(山口さん)

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