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丸源ラーメン、接客の見本となる店員の名称変更 背景は?
物語コーポレーション(愛知県豊橋市)が運営する丸源ラーメンは、おせっかいのスペシャリストの名称を「看板娘・孝行息子」から、「おせっかいさん」へ変更すると発表した。今回の名称変更について、同社は「従業員がより自分らしく活躍できるよう、ジェンダーレスやエイジレスコンセプト、多様性に対応する名称に変更した」と説明する。
物語コーポレーション(愛知県豊橋市)が運営する丸源ラーメンは、おせっかいのスペシャリストの名称を「看板娘・孝行息子」から、「おせっかいさん」へ変更すると発表した。同店では「利用客の目を見て笑顔で出迎える」「車いすの利用客に座りやすい席を用意する」「子ども用の取り皿を用意する」「商品のおいしい食べ方を伝える」など、おせっかいなまでのテーブルサービスを実施。こうしたサービスの模範となる存在を、2019年8月から「看板娘・孝行息子」と呼んでいた。
今回の名称変更について、同社は「従業員がより自分らしく活躍できるよう、ジェンダーレスやエイジレスコンセプト、多様性に対応する名称に変更した」と説明する。同店舗では750人(4月15日時点)の「おせっかいさん」が接客を行っている。
また、名称変更に合わせて、ユニフォームのデザインも変更。前面には名札の上に「おせっかいさん」の文字を、背面には「おせっかいさん」の大きな"お"を取り囲むように「率先垂範(人々の先頭に立って行動し、人の模範となること)」の文字を配置したデザインを採用した。2月から順次導入しており、現在切り替え中だという。
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