インタビュー
ワークマンの“ひんやりTシャツ”が人気、売れている理由は?:180万枚以上も売れた(4/5 ページ)
ワークマンが夏の新作アイテムとして発売した「高機能Tシャツ」シリーズが売れている。“冷感”や”消臭”といった機能性やデザインが異なる全6種類を展開している。同シリーズはどんな特徴があり、どんな点が支持されているのか。
ワークマン独自の「加工技術」や「生地」も
ワークマン独自の加工技術や生地を採用したアイテムは、コスパの良さが際立っており、特に売れ行きがいいという。
「ゼロクリアRコットンタッチ半袖Tシャツ」(全6色、各780円)は、コットンタッチ素材にワークマン独自の抗菌・消臭加工「ZERO CLEAR(R)」を施している。4月に発売し、約3万8000枚を販売している。
野外などの現場で働く人にとって夏のニオイは悩みの種であり、そういった課題への対策として製造しており好評だと松重氏は話した。
「スムースアイスコットン半袖Tシャツ」(全6色・各980円)は、ひんやりとした冷感が持続するワークマン独自の生地「スムースアイス」を使っている。「通常時よりマイナス1度の体感温度が続くイメージ」だという。2月に発売し、約10万枚を販売している。
高機能Tシャツのシリーズは、30代以上をメインターゲットとしているが、幅広い層に売れているという。中でも、「スムースアイスコットン半袖Tシャツ」は若年層に人気が高く、シンプルなカラーとシルエットで普段使いしやすいことが支持を得ている理由のようだ。
「コスパの良さ」から複数の種類や色をまとめ買いする人も一定数おり、売り上げアップにつながっていると松重氏は説明した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ソニーの「着るエアコン」前年比2倍の売れ行き、人気の秘密は?
ソニーの充電式冷温デバイス「REON POCKET」が売れている。昨年は、発売3日で初回出荷分1万台が完売。今年のモデルはどのような特徴があるのか。
小泉成器の「レトロ扇風機」が話題に ヒットの背景に2つの理由
小泉成器の「レトロ扇風機」が注目を集めている。昭和の香りが漂うデザインになっているが、想定以上に売れているという。そもそもなぜエッジの効いた商品を開発したのか、またなぜ売れているのか。担当者に話を聞いたところ……。

