コラム
7000万台を売った中国の電動二輪車「ヤディア」 日本でどう戦うのか:2022年に本格参入(1/5 ページ)
2001年に中国で誕生し、2017年から2022年までの6年連続で電動二輪車の販売台数ランキングで世界トップになったモビリティブランド「YADEA(ヤディア)」。2022年に日本に本格参入し、大手競合とどう戦うのか。
2001年に中国で誕生し、2017年から2022年まで6年連続で電動二輪車の販売台数ランキングで世界1位(フロスト&サリバン社の認定より)を獲得しているモビリティブランド「YADEA(ヤディア)」。
日本への本格参入は2022年3月で、足場関連製品などの製造・販売を手がける長谷川工業(大阪市)から独立したハセガワモビリティが共同開発パートナー、及び総代理店を務めている。同社は日本市場で発売する全製品の開発において、主に日本の道路交通法に関する知見提供というカタチで協力している。
ヤディアは5月3日、日本初となるフラッグシップストア「YADEA表参道」をオープン。現在の製品ラインアップは、電動キックボード(特定小型原動機付自転車、一般原動機付自転車)が3機種、電動アシスト自転車が2機種で、2025年夏以降に電動バイクの発売も予定している。
日本においても順調に販売台数を伸ばしており、直営店を増やしたい意向もあるという。ヤディアが世界的に注目されている理由はどこにあり、日本市場ではどんな戦略で戦っていくのか。ハセガワモビリティの事業責任者 亀田宝寿氏、PR担当者 住田勝氏に取材した。
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