ファミマ、レトロ人気を反映したデザート発売 スイーツ強化施策の一助となるか:プロダクトInsights(1/2 ページ)
ファミリーマートは7月9日、レトロな喫茶店をモチーフとしたスイーツやドリンクなど6商品を発売した。同社はスイーツを2024年度の戦略カテゴリとして位置付け、注力している。数年前から話題になっている昭和レトロの雰囲気を取り入れた新商品で、人気拡大を図る。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
ファミリーマートは7月9日、レトロな喫茶店をモチーフとしたスイーツやドリンクなど6商品を発売した。同社はスイーツを2024年度の戦略カテゴリとして位置付け、注力している。数年前から話題になっている昭和レトロの雰囲気を取り入れた新商品で、人気拡大を図る。
新商品は、レトロスイーツの象徴となるクリームソーダやミルクセーキなどに着想を得た。「クリームソーダみたいなパフェ」(298円)、「フロスティメロンソーダ」(180円)、「喫茶店のミルクセーキプリン」(185円)、「喫茶店のレトロプリン」(185円)、「クリームソーダ風 ゼリードリンク」(228円)、「喫茶店のゼリー風グミ」(189円)の6商品を用意した。
クリームソーダみたいなパフェは、透明なクラッシュゼリーとメロン風味のゼリーで氷とソーダのみずみずしさを表現。ホイップクリームとバニラアイスに見立てたバニラムースをのせ、カラースプレーチョコをトッピングした。
フロスティメロンソーダは、ラムネ入りメロンソーダかき氷に、バニラアイス玉を組み合わせたカップアイスだ。かき氷にラムネを混ぜ込むことで、さわやかな風味と食感に仕上げた。
喫茶店のミルクセーキプリンは練乳の甘みととろっとした食感が特徴で、喫茶店のレトロプリンはかため食感のプリンに苦めのカラメルソースを組み合わせた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ファミマ、「最高!プリンスイーツ」シリーズが累計400万食を突破 「どこか新しさを感じられる」を意識
ファミマが3月中旬に発売した「最高!プリンスイーツ」シリーズの販売が好調だ。同社はスイーツ分野を強化しようとしている。その狙いとは?
スガキヤ、大須店を「昭和レトロ」にイメチェン 昔の写真やスタッフにヒアリングして完成、狙いは?
ラーメンチェーン「スガキヤ」を運営するスガキコシステムズ(名古屋市)が、スガキヤ大須店を昭和レトロ風にリニューアルした。背景には数年前からのトレンドが関係しているという。同社広報担当者に話を聞いた。
売れ行き好調なファミマ「文具」 なぜコンビニエンスウェアの新ラインとして売り出したのか
ファミリーマートが「コンビニエンスウェア」の新ラインとして4月23日に発売した「文具」が好調だ。担当者によると、新ラインの候補は文具一択だったとか。なぜ同社は、アパレルから文具を発売したのだろうか。
ファミマの「服」は実際どうなのか ユニクロやワークマンと比較して見えた“矛盾点”
コンビニでアパレル商品が売れている。ファミリーマートが展開する「コンビエンスウェア」や、ローソンが人気セレクトショップとコラボした「インスタントニット」は軒並み人気商品となった。なぜ、コンビニで扱われるアパレル商品がこれほど人気なのだろうか。




