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ファミマ、レトロ人気を反映したデザート発売 スイーツ強化施策の一助となるか:プロダクトInsights(2/2 ページ)
ファミリーマートは7月9日、レトロな喫茶店をモチーフとしたスイーツやドリンクなど6商品を発売した。同社はスイーツを2024年度の戦略カテゴリとして位置付け、注力している。数年前から話題になっている昭和レトロの雰囲気を取り入れた新商品で、人気拡大を図る。
ファミマがスイーツを強化する背景
クリームソーダをゼリードリンクとしてアレンジしたクリームソーダ風 ゼリードリンクは、メロンソーダ風ゼリーとクリームの二層仕立てだ。レトロなゼリーの形をした喫茶店のゼリー風グミは、メロン味・いちご味・ソーダ味という3種類の味を用意した。
同社が約7000人の消費者を対象に調査したところ、来店目的の1位は「おむすび」、2位は「パン」、3位は「デザート」、4位は「清涼飲料」、5位は「菓子・アイスクリーム」となった。この結果を受けて、ファミリーマートはスイーツの強化に乗り出した。
スイーツを強化することで、消費者が求める「癒し」や「リラックス」効果の提供、「あのスイーツが食べたい」という目的買い来店を増やし、客数アップにつなげたい狙いだ。同社執行役員の島田奈奈氏は「スイーツのファミマを目指す」と意気込む。レトロな新商品は、同社のスイーツ強化施策の一助となるか。
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