Amazon、楽天市場……ECサイトに消費者が抱く不満は?:1700人に調査(1/2 ページ)
いつも(東京都千代田区)が近年の消費行動を分析するための買い物実態調査を実施した。人日のライフスタイルの変化とともに「買い物」のあり方はどのように変化しているのか。
【注目】ITmedia デジタル戦略EXPO 2024夏 開催中!
【開催期間】2024年7月9日(火)〜7月28日(日)
【視聴】無料
【視聴方法】こちらより事前登録
【概要】AIは急速に進化し、2040年には多くの営業業務を代替しうる。では企業は何に投資し、何に取り組むべきか? AI が営業組織に及ぼす影響、具体的な対処法など人とAIの共存に関する最適解を紹介する。
すっかり身近になったオンラインショッピング。技術の進展で、ECサービスは年々、進化を遂げている。
ECサイトの構築やコンサルティングを手掛ける「いつも」(東京都千代田区)が「生活者のEC利用実態調査」を実施した。ユーザーがECサイトに抱いている不満とは?
Amazonと楽天市場 ユーザーの属性の違いは?
ECサイトの利用頻度は「月に2、3回程度」が最も多く28.3%だった。「月に1〜3回程度」という人は半数に上ったほか、「週に1回以上」利用する人は約2割だった。ギフト購入する人や、購入後にレビューをする人は、他の層よりECを頻繁に利用する傾向が見られた。
利用金額は「月1万円未満」が全体の約7割を占めた。最も多い回答は「月5000円未満」で42.4%に上った。また、ECギフト利用者、購入後レビューする人は、利用頻度に加え、平均購入金額も高い傾向が見られた。
チャネル別に購入商品の傾向は異なるのか。「Amazon」でよく購入されるカテゴリーは「PC・スマホ関連製品」「家電」が多い傾向となった。「楽天市場」は「食品」「アパレル・ファッション小物」が特に多い結果となった。
一方で「自社ECサイト」では「アパレル」「スキンケア」「コスメ」などが選ばれていることから、ユーザーは購入時に特定のブランドを決めて利用していると考えられる。
最も利用するECサイトは「Amazon」と「楽天市場」に二極化していることが分かった。20代は「Amazon」が37.6%、「楽天市場」が15.2%となり、「Amazon」の方が利用率が高かった。「楽天市場」は年代が上がるにつれて利用率が高まる傾向となった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「残念なセルフレジ」はなぜ生まれるのか 顧客体験を損なわない方法
レジ業務にかかる人手を減らすセルフレジ。一方で、使い勝手が悪く、現場の人手を返って増やすセルフレジも多い。顧客体験を向上し、現場の負荷を減らすセルフレジの在り方とは――。
OMO時代の書店革命 Amazon Booksの挑戦とコミュニティ型書店の躍進
Amazonが新たな顧客体験価値の提供に向けて重ねてきた数々の試行錯誤は、いま、米国や日本の書店業界で起こる新たなムーブメントにつながっている。Amazonの挑戦と失敗から得られた教訓にフォーカスし、書店業界の今後を考えてみたい。
効率追求の落とし穴 「レジなし店舗」が見逃しがちな重要ポイントとは?
長年、小売の現場に身を置く著者は、国内外のレジなし店舗が効率性を追求するあまり、ある重大なポイントを見逃しているのではないか、と指摘する。レジなし店舗のあるべき姿とは――。
結局、店員が常駐……日本の「もったいないセルフレジ」 米小売業との決定的な違いは?
セルフレジに複数人の店員が常駐する日本のスーパーマーケット。米国では日本より少ない人員でスムーズに運用できている店舗が大半だ。両者の違いは一体、どこにあるのか――。
レジ待ちの不満が「稼ぐ機会」に? 米小売大手が実践する面白い工夫
小売店舗において、レジ作業を見直せば「ついで買い」を促し、大幅な売り上げ増につながるケースもある。そんなレジの在り方について、小売大手Walmartの先進事例などを交えて紹介する。





