若手に聞いた「働きがいのある会社」 3位「マネーフォワードグループ」、2位「ディスコ」、1位は?
Great Place To WorkR Institute Japan(東京都港区)が「働きがい認定企業」(2022年7月〜2023年9月調査実施)の中から、特に若手(34歳以下)の働きがいに優れた企業を規模別に上位5社選出した。若手にとって「働きがいのある会社」の1位は?
Great Place To WorkR Institute Japan(東京都港区)が「働きがい認定企業」(2022年7月〜2023年9月調査実施)の中から、特に若手(34歳以下)の働きがいに優れた企業を規模別に上位5社選出した。若手にとって「働きがいのある会社」の1位は?
若手に聞いた「働きがいのある会社」 TOP3は?
大規模部門の1位は「アメリカン・エキスプレス」(金融業、保険業)となった。同社は2023年ランキングでは2位を獲得、今回は1ランクのアップとなった。
同社は、社内公募制度を通じて組織の全てのポジションにチャレンジできる機会が開かれているのが特徴だ。上司面談や社内に複数のネットワークがあるなど、若手に特有の問題解決に役立つ制度も豊富に整えられているのが強みとなっている。
2位は「ディスコ」(製造業)、3位は「マネーフォワードグループ」(情報通信業)と続いた。
中規模部門の1位は、2023年から引き続き「フロンティアホールディングス」(不動産業、物品賃貸業)となった。
同社は、社員が個性や才能を生かせる環境づくりが働きがいにつながるという考えのもと、従業員の自己実現を支援するさまざまな施策が行われている。
2位は「コンカー」(情報通信業)、3位は「アチーブメント」(学術研究、専門・技術サービス業)となった。
小規模部門の1位は「イベント21」(サービス業)だった。
同社は、立場や年齢にかかわらず全員が活躍できる制度があり、土台となるカルチャーも醸成されている。全社員が参加する委員会において、挙手制・希望制を採用し、従業員と会社の夢をかなえる機会をつくり出している点が特徴的だ。
2位は「ヘルスベイシス」(情報通信業)、3位は「Aphros Queen」(サービス業)と続いた。
2024年の「働きがいのある会社」若手ランキングではどのような傾向が見られたのか、設問の回答を前回調査と比べた。その結果、前回と比べて最もスコアアップした項目は「仕事と生活のバランス」となり、9ポイントの向上が見られた。
「休暇の取りやすさ」(前回比+4ポイント)、「精神的な安心」(前回比+4ポイント)と続き、「ワーク・ライフ・バランス」の項目で評価される企業が増加したことが分かった。
働きがい認定企業にランクインした企業と、不認定企業のスコアを比較したところ「信用」に関する項目で差異が見られた。「メンバーが経営者・管理者層を信用しているかどうか」が若手の働きがいに影響すると考えられる結果となった。
全体として、若手の中でも「年次が高い層」の働きがいは低い傾向となった。一方で、「年次が低い層」に比べて「年次が高い層」の働きがいスコアが高い企業も一定数見られた。両者を比較すると「組織への貢献実感」や「心理的安全性」に関する項目で大きく差が出ていることが分かった。
「働きがいのある会社」若手ランキングは、「働きがい認定企業」(2022年7月〜2023年9月調査実施)の中から、「若手の働く人へのアンケートの結果」「若手従業員比率などの基本会社データ」の2つの評価観点において特に若手(34歳以下)の働きがいに優れた企業を選出した。
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