移動するサウナ「サバス」、関東へ本格進出 路線バスを改造した内装は?
移動式サウナバス「サバス」を運営するリバース(大阪府高槻市)は8月3日、サバス2号車の運行を開始した。東急バスで運行していた路線バスを改造し、利用シーンの異なる2つのサウナスペースを用意した。
移動式サウナバス「サバス」を運営するリバース(大阪府高槻市)は8月3日、サバス2号車の運行を開始した。同社は2022年3月にサバスの運行を開始。30万円程度で施設に貸し出し、施設は利用者からサウナ料金を取るというビジネスモデルだ。
今回新たに運行するサバス2号は、東急バスで運行していた路線バスを改造。利用シーンの異なる2つのサウナスペースを用意した。
メインとなるサウナ室はバスの「サロン席」をモチーフとしている。利用者が会話をしながら窓からの景色を楽しむことができるよう、コの字型の座席配置を採用した。中央のテーブルでは、サウナ室に使用した木材の端材で作られた積み木ゲームを設置している。
もう1つのサウナ室は、定員を2人程度に限定。個室感覚で入れる優先席サウナとした。1 人で利用する際には寝転がることもでき、イベント時にはウィスキング(オークや白樺などの枝葉を束ねたウィスクで身体をたたき、血行を促進して全身をムラなく温める入浴方法)をすることも可能だ。
また1号車で好評だった、降車ボタンを押すと熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「押しボタン式のオートロウリュ」を、サバス2号車では2つ設置。吊り革温度計や整理券ボックスなど、路線バスの名残を生かした内装となっている。
サバス2号は、東急バスと連携し関東を拠点に運行する。リバースは「今まで運行頻度が少なかった関東圏において新たな顧客獲得を目指す」としている。
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