ニュース
JR東日本、英国で「デジタル自販機」 50台→1000台規模を展開
JR東日本は英国の駅を中心とする交通拠点で、自販機ビジネスをこれまでの50台から1000台規模に拡大すると発表した。
JR東日本は、英国の駅を中心とする交通拠点で、自販機ビジネスをこれまでの50台から1000台規模に拡大すると発表した。
JR東日本は2019年以降、英国でデジタル自販機(「まとめ買い機能/遠隔在庫管理システム/デジタルディスプレイ/キャッシュレス決済」などの機能を搭載した自販機)のビジネスを50台規模で展開してきた。
その中で事業のポテンシャルを確認できたことから、6月に英国や欧州他国の事業拠点として現地法人「JRE Business Development UK Limited」を設立。7月に同社を通じて英国の駅で自販機を展開するデコラムの全株式を取得した。
これにより、デコラムの事業基盤とJR東日本グループの生活ソリューション事業のノウハウを掛け合わせ、英国の駅を中心に自販機の設置台数を1000台規模に拡大する。
今後は自販機ビジネスを皮切りに、AIを活用したデータ分析、スマートな決済手段、省人化のスマートリテールビジネスを展開。利用客のニーズにマッチした商品を提供し、サービス向上と収益の拡大を目指す。
JR東日本では「今後、現地法人のUKBDやデコラムを足掛かりに、欧州の駅を中心とする交通拠点において、自販機をはじめスマートリテールビジネスを展開し、お客さまへのサービス向上を通じて、世界を舞台に豊かなライフスタイルを提供していく」とコメントしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
次の「新幹線」はどこか 計画をまとめると“本命”が見えてきた?
西九州新幹線開業、北陸新幹線敦賀延伸の開業時期が近づいている。そこで今回は、新幹線基本計画路線の現在の動きをまとめてみた。新幹線の構想は各県にあるが、計画は「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画」として告示されている。これと費用便益比、各地のロビー活動の現状などから、今後を占ってみたい。
利用されない指定席券売機 やっぱり「駅の窓口廃止」は間違っている
インターネット予約のおかげで、新幹線の移動はとても便利になった。交通系ICカードと予約情報をひも付ければきっぷは不要。しかし便利なのは移動が新幹線で完結する場合だけで、在来線を乗り継いだり、一筆書き経路では窓口がないとお手上げだ。ところがその窓口が激減している。
JRの「EXサービス」と「えきねっと」 どこで“差”が付いたのか
同じJRグループのサービスでも、「使いやすい」といわれる「EXサービス」と、「使いにくい」と言われ続ける「えきねっと」。その差はどこにあるのか……。
東京で隣の駅が「近すぎる」路線が存在するワケ
東京駅と有楽町駅、日暮里と西日暮里駅のように、都会には、駅間距離が短い場所がある。なぜ、そのような駅の設置の仕方をしたのだろうか。その理由は……。

