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ワークマンの「作務衣」が売り切れ続出 背景に“サウナグッズ”との共通点も(2/2 ページ)
ワークマンが7月上旬に発売した「作務衣」。SNSで反響を呼んだこともあり、発売以来、担当者も驚く売れ行きを見せているようだ。一体どのような点が支持されたのだろうか。企画の背景を聞いた。
実は、同社がこうした何らかの”エントリーモデル”を展開するのは初めてではない。同様に人気を博した商品が、2024年5月に発売した「WMサウナセット」(1780円)だ。
「サウナに入ってみたいが、何を買えばいいのか分からない」と足踏みしている人向けに、トートバッグ、タオル、サウナハット、サウナマット、巾着袋(5袋)を「便利な”整い”5点セット」として売り出したところ、好調な売れ行きを見せたという。こちらもスポット商品になるが、「これさえ買えばOK」というセット形式が奏功したようだ。
また、同社が展開するゴルフ向けのウェア・グッズも、”初心者向け”としての訴求が奏功したことで、新たなジャンルとして確立したという。同社はこうした”エントリーモデル”商品のラインアップについても、引き続き挑戦していきたい考えだ。
担当者「こんなに反響があるとは」
とはいえ今回の作務衣の売れ行きは、SNSでの”バズ”による周知が大きく貢献したようだ。目的買いの来店客もみられ、とりわけ初動の動きが好調だったという。「価格帯も手に取りやすいので、『ちょっと買ってみようかな』という方に刺さったのでは」と担当者は話すものの、「まさかこんなに反響があるとは」と驚きを隠さない。
「スポット商品のため再販はありませんが、『秋冬バージョンも欲しい』といった声もいただいたので、次につなげていきたい。来夏に向けての新規企画も検討中です」(担当者)
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