ワークマンの「ウェアラブルデバイス」が好調 6月に20万点を突破、なぜ?:プロダクトInsights(1/2 ページ)
暑さ対策グッズとして、ワークマンの「ウェアラブルデバイス」が売れている。人気の理由は……。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
暑さ対策グッズとして、ワークマン(群馬県伊勢崎市)の「ウェアラブルデバイス」関連のアイテムが売れている。人気を集めているのは、40度の環境下でも「ひんやり」を感じられる「ウィンドコアアイスペルチェベスト」(1万7800円)。ウエアとデバイスがセットになった「ウィンドコアエントリーセットベスト」(9800円)、ファン未使用時はファン部分を隠せる「ウィンドコア リペアテック(R)2WAYハーフジャケット」(3500円)など。
ペルチェベストの特徴は、冷却効果のある電子部品「ペルチェ素子」(冷蔵庫などに使われている技術)と呼ばれる素材を使用しており、最速、約1秒で冷却が開始すること。冷却面積は76平方センチメートルで、環境温度が25度の場合、表面温度は6度になるという(環境により多少の変化あり)。
エントリーセットベストの特徴は、このカテゴリーの商品を初めて購入する人に向けて、価格を低く設定していること。首元と脇部分のアームホールのアジャスターで風通りを調節できるほか、背中の内側に冷却剤収納用のメッシュポケットを設けた。水をはじく撥水加工を施している。
ハーフジャケットの特徴はワークシーンだけでなく、アウトドアやタウンでも着用出来るデザインであること。首元と袖口にあるアジャスターで空気量を調整できるほか、アジャスターを絞ることで風が逃げにくい仕様となっている。
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