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2028年、街から書店が消える? “救世主”になるかもしれない「2つ」のビジネスモデル(3/6 ページ)

書店業界が深刻な危機に直面している。全国の自治体の4分の1以上で書店がゼロとなり、2028年には街から書店が消えるという予測さえある。そんな中、新たな書店モデルが登場した。

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MUJIN書店の導入で、5%程度の売上増

 トーハンによると、MUJIN書店の導入により、売上増加と販売管理費低減の同時達成が実証されている。齊藤氏は「結果的に5%程度の売り上げアップが見られた」と、導入効果を分析する。

 MUJIN書店の強みは、設備投資が必要最低限で済むことが挙げられる。無人化に必要な設備がコンパクトであり、導入も簡単にでき、低コストに抑えられるようにした。今後の展望としては、AIを活用した書籍推薦機能など、デジタルの接点を生かしたサービス拡充を検討しているという。

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3号店のメディアライン大山店外観

 齊藤氏は「MUJIN書店の仕組みがあれば、書店減少の問題が全て解決するわけではない」と語る。一方で、既存書店を維持し、人件費や地代の問題などで出店できなかったエリアでも展開できる可能性は高いと期待も寄せている。MUJIN書店は人手不足や収益性の低下に悩む書店業界に、新たな可能性を提示しているといえるだろう。

 無人化スタイル以外にも、書店のあり方を変革する取り組みも登場した。そのひとつが、シェア型書店の「ほんまる」だ。

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