インタビュー
Tシャツの汗・臭い対策に「宇宙技術」採用で爆売れ “過剰なほどの機能性”に支持:プロダクトInsights(1/3 ページ)
酷暑が続き、汗や臭いに悩む人も多い。しかし「宇宙飛行士」に比べたらマシかもしれない。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービス。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
厳しい暑さが続き、汗や臭いに不安を覚える人も少なくない。こうした中、「宇宙技術」を採用したTシャツの売れ行きが好調だ。
東レ発のスピンオフベンチャー、MOONRAKERS(東京都中央区)が開発した「Moon-Tech(ムーンテック)」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と東レが共同開発した宇宙技術を採り入れた衣類ブランド。
吸汗、消臭、防汚、汗染み防止など12種の機能を備えており、Tシャツのほか、ジップアップパーカー、ロングパンツなどを展開している。Tシャツの価格は5940円。
「過剰なほど」と同社も自負する機能性と、猛暑による汗対策需要が追い風となり、ムーンテック商品の用意していた在庫は7月までにほぼ完売。8月初旬に補充した1000枚の商品もほぼ1日で売り切れたという。
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