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「デジタル限定クーポン」は消費者に不誠実か? 米国で議論、日本はどうあるべきか:小売りの「マーケティングDX」成功の鍵は(1/5 ページ)
どんなアセットを用意してどんな施策を展開するべきか。重要なポイントを解説する。
消費者の生活を支えるスーパーやドラッグストアなど、小売り店を取り巻く環境は日々変化しています。中でも人手不足の問題は深刻で、その対応のためにリテールDXの重要性が増しています。
リテールDXの中で先行しているのは、セルフレジなど省力化のための「オペレーションDX」です。このオペレーションDXは人手不足への対応のための省力化手段であり、マイナス状態をフラットに戻す役割(ペインリリーバー)としての面が大きいでしょう。
リテールDXにはもう1つ、「マーケティングDX」という種別のものがあります。これは来店者へのアプローチやコミュニケーションをDX化するというもので、小売りにとっては状況をプラスに転換させる役割(ゲインクリエーター)を担います。
今回はこのマーケティングDXについて、どのような施策を展開するべきか、重要なポイントを紹介します。
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