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ファミマ、200円超え「高付加価値おにぎり」続々投入 物価高でも強気なワケ(2/2 ページ)

高まる「おにぎり需要」にファミマは――。

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おにぎり需要は増加の一途

 ファミリーマートによると、近年、おにぎり専門店やインバウンドの増加に伴い、おにぎりに再び注目が集まっているという。総務省の家計調査(2人以上世帯)では、2023年の「おにぎり・その他」の消費支出額が前年増加率14.3%の5909円と増加している。


ファミリーマート デリカ食品部 米飯グループ マネジャー 白戸栄良氏

 同社はおにぎり消費の拡大を受け、「パリおむすび」「クリームチーズおむすび」といった変わり種おにぎりや、「ごちむすび」「サンドおむすび」といった高付加価値商品を展開してきた。「ごちむすび」シリーズの累計販売数は2億8千万食に達している。


賛否両論 笠原将弘氏(左)、上野精養軒 成島一勇氏(右)

 ファミリーマートの白戸栄良氏(デリカ食品部 米飯グループ マネジャー)によると、ファミリーマートのおにぎりで最も売れているおにぎりの具は「しゃけ」「ツナ」関連であり、「ラインアップを拡充することで、まだまだ売り上げを伸ばせるのではないか」と考え、本商品の開発に至ったという。なお、物価高の昨今であっても「中価格帯」のおにぎりが依然として売れているといい、同価格帯の商品力を強化する狙いもあるとした。

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