検索エンジン「Bing」ユーザーじわり増加 マーケターは対策すべきか?(2/3 ページ)
Yahoo!を抜いて、検索エンジンで国内利用2位になったBingは、今後Googleを超える存在になるのか。
Google検索との違いとは?
BingとGoogle、どちらも一見よく似た検索エンジンですが、どう違うのでしょうか? デジタルマーケティングの視点から見ていきましょう。
BingとGoogleは検索結果がよく似ていますが、アルゴリズムは違います。Bingは2009年にWindows Live Search と MSN Search のサービスが統合されて誕生しましたが、当初からGoogleとは異なる独自のアルゴリズムを使ってきました。
Bingのアクセス解析ツール「Bingウェブマスターツール」も特徴的です。Bingウェブマスターツールには「IndexNow」という機能があり、これによりコンテンツが更新されたことを即座に検索エンジンに通知できます。IndexNowはBingだけでなく、他の対応する検索エンジンもサポートしていますが、Googleは現時点でIndexNowをサポートしていません。
検索結果も少し違います。Googleは検索キーワードごとに検索意図に最適化された結果を返すのに対し、Bingはキーワードごとの特別な表示は少なく、ごくシンプルな使用感なのが特徴的です。
BingのSEO対策のポイント
BingのSEO対策を始めるなら、まずはBingウェブマスターツールに登録し、サイトマップを送信することから始めましょう。BingウェブマスターツールはGoogleのSearch Consoleが登録されていれば、簡単に設定できる仕様です。
設定が完了したらBingでのインデックスが進むよう、Bingウェブマスターツール上でインデックス数を確認したり、IndexNowを活用してインデックスをどんどん促進しましょう。
Bingウェブマスターツールでは具体的なSEOエラーの項目を提示してくれるため、その案内に沿って対象ページのHTMLタグの改善を行なうとSEO対策に役立ちます。
その他、Googleと同様にリンクの購入やコピーコンテンツの使用などのスパム行為を禁止しているため、Web担当者はBingのウェブマスターガイドラインに一度目を通しておくことをおすすめします。
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