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さらば文字起こし! 生成AIで「議事録作成」をラクにするポイントは?その悩み、生成AIが解決【番外編】(3/3 ページ)

連載「その悩み、生成AIが解決」番外編は、文字起こしツールの進化や、文字起こしデータからChatGPTなどで議事録を作成する場合のポイントなど、音声文字起こしについて、今知ってしておきたいトピックを解説する。

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「ChatGPT内で文字起こし」はまだできない

 なお、ChatGPTやGemini、Claudeなどのチャット型AIサービスに直接音声ファイルをアップロードして文字起こしをすることは、残念ながら現時点ではまだできない。Geminiについては、開発者向けプラットフォーム「Google AI Studio」からAPIを利用することで音声ファイルの文字起こしを試すことが可能だが、利用できるファイルサイズの上限が20GBまでに制限されているため長時間の音声を扱うことは難しい。

 将来的にChatGPTやGeminiの中で文字起こしも行えるようになればありがたいが、現状では専用の文字起こしツールやWeb会議ツール内の文字起こし機能とChatGPTなどのツールを必要に応じて選んで使う必要がある。

 リアルな会議の録音を行う場合や議事録を作成する頻度が高い場合は、要約機能を備えた文字起こしツールを利用するのが効率的だ。議事録だけでなく、打ち合わせや商談の記録を確認しやすい形式で残しておきたい場合にも重宝する。

 一方で、文字起こしテキスト自体はZoom内の機能で入手でき、そこから議事録を作成する作業を楽にこなせる方法を探しているなら、GPTsで議事録用チャットを作成するのがよいだろう。

 文字起こしに限らずAI関連のツールは進化がとても早く、「いつも使っているツールに知らないうちに新機能が追加されていた!」ということも多い。もっと“楽”をするために使えるものはないかとアンテナを張り、日々の業務に積極的に取り入れていくことが効率化のためには大切だ。

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