パルシステム、産直米・ごはんパックが多数欠品 8月の注文量は「前年比140%」に
パルシステムが9月2日、9月2〜6日の週に配達分の産直米とごはんパックにおいて、一部が欠品状態になっていると発表。予定数を上回る注文を受けたことが原因で、新米が流通するまでは、注文制限などを設けるという。
パルシステムは9月2日、9月2〜6日の週に配達分の産直米とごはんパックにおいて、一部が欠品状態になっていると発表した。予定数を上回る注文を受けたことが原因。新米が流通するまでは、注文制限などを設けるとしている。
今後も数量制限・注文制限
欠品となった商品は、「エコ・山形つや姫(無洗米) 2kg」「エコ・新潟こしひかり(無洗米) 5kg」「徳用おいしいご飯(10個) 200g」などの6〜9品(配達曜日により異なる)。
指定の銘柄を収穫から1年間定期的に届ける「予約登録米」は、通常通り配達する。また、9月16〜20日以降の配達分については、数量制限や注文制限を設ける。
8月26日には、8月26〜30日配達分の産直米についても、欠品、遅配・数量制限となる商品が出ているとして組合員に謝罪。欠品の場合、配達6日前の注文締切日(その後欠品が発生した場合は配達当日)に、お知らせを配信するとしていた。
注文が「通常の5倍」の銘柄も
2023年の猛暑により、市場に出回るコメの量が減少する中、パルシステムは過去の受注状況や「予約登録米」の予約状況をもとに、年間計画を立ててコメを確保。7月までは注文通りに配送を続けてきた。
しかし8月以降、台風や地震、量販店の品薄や、コメ不足に関する情報拡散の影響を受け、銘柄によっては注文が通常の約5倍まで跳ね上がったという。こうした想定以上の注文の結果、コメの在庫が逼迫(ひっぱく)。米卸など関係各所との調整をしてきたものの、注文通りに配達することが出来なかったとしている。
パルシステムは、10月7日〜11日配達分には、新米が出そろい状況の解消が見込まれるとして、「産直産地と協力し、今後の状況を見ながら早めの出荷対応を進めていきます」とコメント。「過剰な家庭内在庫は、虫の発生やカビ、ニオイ移りの原因にもなりかねませんので、今しばらく新米をお待ちいただけますよう、ご理解とご協力をお願いいたします」と呼び掛けている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「パックご飯」需要増 メーカー「状況に応じて値上げも検討」
「令和の米騒動」とも叫ばれる今、パックご飯の売り上げもまた急増している。
無印良品、国産米を使った菓子「お米のスナック」発売
「無印良品」を展開する良品計画(東京都文京区)は5月17日、国産米を使った菓子「お米のスナック」全9アイテムを発売すると発表した。5月22日から無印良品の店舗およびネットストアで順次発売する。
セブン、「お店で揚げたドーナツ」3種を発売 「出来たて」を求めるニーズに対応 カレーパンとのシナジーを実現
セブン‐イレブンは9月3日、「お店で揚げたドーナツ」3種を首都圏の一部店舗で発売する。


