ニュース
JR東日本の19駅で「ポジティブな声」を集める 期待する効果は?
JR東日本は、ポジティブな声の収集に特化したサービス「TipSmile(チップスマイル)」をJR東日本エリア内19カ所の駅に導入する。
JR東日本は、ポジティブな声の収集に特化したサービス「TipSmile(チップスマイル)」をJR東日本エリア内19カ所の駅に試験的に導入する。サービス品質の向上に活用するほか、ポジティブな面に焦点を当てることで駅社員の働きがい向上を図る。期間は10月1日〜11月30日。
TipSmileは、設置されたポスターなどを通して、ポジティブな思いやメッセージを募集する取り組みだ。2023年10月よりトライアルで実施しており、従業員にポジティブな声を届けることで、働きがいやモチベーション向上、人手不足問題の解消を目指している。
トライアルで導入した商業施設や店舗については、通常より最大で約30倍のポジティブな意見を回収しており、ES・CS向上に効果を発揮しているという。
今回、試験導入するのは、首都圏12駅、東北4駅、信越3駅の合計19駅。ポスターなどに記載された二次元コードや、SNSなどで配信されるURLから専用サイトにアクセスすると投稿できる。
TipSmileに会員登録し、JRE POINTと連携した人には利用特典としてJRE POINTを提供。会員登録および連携を行わなくても、メッセージを投稿できるようにした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
次の「新幹線」はどこか 計画をまとめると“本命”が見えてきた?
西九州新幹線開業、北陸新幹線敦賀延伸の開業時期が近づいている。そこで今回は、新幹線基本計画路線の現在の動きをまとめてみた。新幹線の構想は各県にあるが、計画は「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画」として告示されている。これと費用便益比、各地のロビー活動の現状などから、今後を占ってみたい。
利用されない指定席券売機 やっぱり「駅の窓口廃止」は間違っている
インターネット予約のおかげで、新幹線の移動はとても便利になった。交通系ICカードと予約情報をひも付ければきっぷは不要。しかし便利なのは移動が新幹線で完結する場合だけで、在来線を乗り継いだり、一筆書き経路では窓口がないとお手上げだ。ところがその窓口が激減している。
JRの「EXサービス」と「えきねっと」 どこで“差”が付いたのか
同じJRグループのサービスでも、「使いやすい」といわれる「EXサービス」と、「使いにくい」と言われ続ける「えきねっと」。その差はどこにあるのか……。
東京で隣の駅が「近すぎる」路線が存在するワケ
東京駅と有楽町駅、日暮里と西日暮里駅のように、都会には、駅間距離が短い場所がある。なぜ、そのような駅の設置の仕方をしたのだろうか。その理由は……。



