ニトリの「秋冬向けスリッパ」が登場、390万足も売れた「ボアタイプ」人気の秘密は?:プロダクトInsights(1/2 ページ)
ニトリは8月中旬から、秋冬の冷え対策に適したスリッパ16種を販売している。商品の特徴は……。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
ニトリは8月中旬から、秋冬の冷え対策に適したスリッパ16種を販売している。やわらかい生地で足を包み込むボアスリッパや肌触りが良いファータッチスリッパ、ニトリの吸湿発熱素材「Nウォーム」を使ったスリッパなど秋冬向きの商品を取りそろえ、全国のニトリ店舗およびニトリネットで扱っている。
一部商品の概要
累計販売数約390万足の「スリッパBO2301」(499円)は、冬の定番商品であるボアスリッパ。ボア素材があたたかく、ふわふわしたやさしい履き心地となっている。サイズとカラーはM(モカ、ローズ)とL(グレー、ダークブラウン)の計4種。
ボアスリッパは2010年ごろから販売。人気の理由として、同社は「家の雰囲気やさまざまなインテリアに合わせやすく、無地のボアというデザインが幅広いお客さまから支持していただいている。また、ワンコインで買える手軽さも人気の要因ではないか」としている。
ボアスリッパの色や柄などは、トレンドに合わせて更新している。底面をPVC(ポリ塩化ビニル)にしているので、「手入れが楽なこと」もポイントだという
肌触りの良いファータッチスリッパは、ベルトがクロスしたデザインの「スリッパFC2401シリーズ」(779円)、クッション性が良い厚底タイプの「スリッパDF2401シリーズ」(999円)、ウサギの耳がデザインされた「スリッパRB2401シリーズ」(999円)の3種を用意した。
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