2015年7月27日以前の記事
検索
インタビュー

美容室の倒産が増えているのに、なぜ「特化型店」は好調なのか(1/5 ページ)

帝国データバンクの発表によれば、2024年に発生した美容室の倒産は8月までに139件に達した。年間最多だった2019年(166件)を大きく上回る勢いで推移している。そうした中、特化型の店舗が増えていて……。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

 帝国データバンクの発表によれば、2024年に発生した美容業(美容室)の倒産は8月までに139件に達した。2023年の同期間に比べて約1.5倍となり、年間最多だった2019年(166件)を大きく上回る勢いで推移している。

 背景には、新規開店の増加による店舗間競争の激化、美容資材の価格高騰、スタイリストの獲得難といったコスト増がある。


アニメキャラクターの髪色を再現する美容室として、若年層から支持を得る渋谷区の美容室「Wille」(Wille提供)

髪質改善酸性ストレートの専門店として、40〜50代を中心に人気の「sins」。写真は施術のビフォー・アフター(sins提供)

 そうした中、特定メニューの専門性をアピールする「特化型」で売り上げを拡大している美容室が目立ち始めている。

 そこで、全国に130店舗以上を展開する「ヘアカラー専門店fufu(フフ)」、幅広い髪質に対応する縮毛矯正「sins式髪質改善酸性ストレート」を打ち出す「sins(シンズ)」、アニメキャラの髪色再現に定評がある推し活特化の「Wille(ヴィレ)」の3社に、ビジネス戦略と反響を聞いた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       | 次のページへ
ページトップに戻る