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ローソン、和歌山県に「地域共生コンビニ」をオープン 過疎地域の課題解決を目指す
ローソンは10月4日、和歌山県田辺市のスーパー跡地に「ローソン龍神村西店」をオープンする。同店舗は、過疎化により小売店が撤退し、食品や日用品の購入が難しいといった地域の社会課題解決を目指す「地域共生コンビニ」として展開する。
ローソンは10月4日、和歌山県田辺市のスーパー跡地に「ローソン龍神村西店」をオープンする。同店舗は、過疎化により小売店が撤退し、食品や日用品の購入が難しいといった地域の社会課題解決を目指す「地域共生コンビニ」として展開する。
ローソン龍神村西店では、おにぎり、デザート、揚げ物、店内で調理した弁当などローソンの標準的な商品を展開。加えて、近隣住人の日常生活に必要な生鮮品や冷凍食品の取り扱い品目を増やす予定だ。
近年、過疎地域では、食料品の購入に不便を感じる消費者が増加。食料品の円滑な供給に支障が生じるといった「食料品アクセス問題」が顕在化している。農林水産省の発表によれば、2020年における食料品アクセス困難人口は全国で904万人いるとされ、全65歳以上人口の4人に1人が該当する。
また、少子高齢化や人口減少などにより、地方や山間部などの過疎地域で小売業の撤退も加速している。こうした状況を受けて、ローソンは、スーパーに比べて小商圏かつ小人数で営業でき、全国に物流網があるというコンビニエンスストアの利点に着目。スーパーの跡地や、これまで進出できなかったエリアでの出店を進めている。
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