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なぜホームセンターは「大都市の駅前」に進出するのか カインズやコーナンが“おしゃれ店舗”に変身するワケスピン経済の歩き方(1/8 ページ)

人口減少が深刻な日本だが、ホームセンターの数は増えている。プレーヤーが増える中、各社が生き残る道は……。

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 ホームセンターといえば、郊外の国道沿いやのどかな田園地帯にポツンとあるイメージが強いだろう。それが今後は、大都市のおしゃれスポットには必ずある定番テナント、という位置付けに変わっていくかもしれない――。

 2024年9月6日に先行開業した大阪駅前の商業施設「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」。巨大ターミナル駅のまん前であるにもかかわらず、広大な芝生広場ができたことで話題になっている。ただ、それに負けず劣らず注目を集めているのが、「おしゃれコーナン」である。


「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」オープニングセレモニーの様子(出典:阪急阪神不動産のプレスリリース)

 その名も「gardens umekita(ガーデンズうめきた)」。コーナンの都市型店舗は「水と緑をもっと身近に」というコンセプトのもとで、店内には約600種類の植物を展示しているガーデニング専門店だ。


「gardens umekita(ガーデンズうめきた)」(出典:公式Webサイト)

 山積みとなったトイレットペーパーから耕運機までなんでもそろう、郊外型コーナンと一線を画する。というか全くの別物というほど気取った……いや、ハイセンスなたたずまいが大阪駅前に登場したのだ。

 「おいおい、コーナンどうしちゃったんだよ?」と戸惑う人も多いだろうが、実は「駅前出店」に力を入れるのはコーナンだけではない。

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