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団地の「若返り」に貢献 無印のリノベが、若年層にウケている納得の理由(4/5 ページ)

2012年から、無印良品とUR都市機構が行っている団地のリノベーションプロジェクトが好調だ。団地の中には住民の8割弱を40代以下が占めるものもあるといい、なぜ今若者に団地がウケているのか取材した。

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40代以下の住人が大半 団地の「若返り」に成功

 こうしたリノベーション物件は若年層を呼び込み、団地の活性化に貢献しているようだ。MUJI HOUSEの担当者は次のように話す。

 「リノベーション物件では入居者の75%が、子育て世帯を含む40代以下の方々です。加えて、1200戸ある物件のほとんどが入居済みとなっています。無印のデザインが支持を受けており、古いものを生かす考え方が共感を生んでいるようです。団地特有の日当たりや風通しの良さを評価する意見もよくお聞きします」

 花見川団地や東京都の高島平団地などは、高齢化率がおよそ45%とされる。構造の古さから、団地を住まいの選択肢から外す若年層も少なくない。そうした中で7割以上が40代以下という点は「若返り」に成功しているといえ、驚かされる。無印のブランド力も影響しているのだろう。


商店街の様子

 同プロジェクトでは、花見川団地商店街のリノベーションも行っている。以前の建物を残しつつ再塗装し、住棟番号の表示も新たなものに取り替えた。共用部には高木とストリートファニチャーを設置している。団地の商店街は古さが否めないのが通常だが、花見川団地商店街はどこか若者の街のような雰囲気を受けた。


商店街の家具

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