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12分300円の「業務用マッサージチェア」、コロナ明けで需要急増 1台で「1000万円」稼ぐ事例も(2/2 ページ)

温浴施設やショッピングモールなどで見かける、100円を何枚か入れると利用できるマッサージチェア。実はコロナ明けから需要が急速に増えているという。

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1台で1000万円稼ぐ事例も

 あんま王4は2500時間の連続稼働を検証済みで、仮に10分200円で2500時間絶え間なく稼働し続けると300万円の売り上げとなる。

 「ある温浴施設では数年にわたって稼働し続け、1台で累計1000万円稼いでいるケースもあります」(城田社長)


1台で累計1000万円の売り上げを稼ぐマッサージチェアも

 売り上げが回復した背景には、コロナ禍明けに伴って増加した買い替え需要がある。人の流れが活発化したことにより、もともと設置していたマッサージチェアの使用頻度も増加。消耗が進み買い替えニーズが生まれているという。

 導入施設の業態も多様化している。近年は温浴施設だけでなく、大型ショッピングモール、コインランドリー、新幹線の駅の待合室などにも置かれるようになった。

 パーソナルケア需要の拡大も遠因だと城田さんはみている。

 「24時間営業のフィットネスジムを運営する大手企業が、美容目的の利用も訴求する一環として、マッサージチェアを導入するようになりました。それに倣うように同業他社から『マッサージチェアを導入したい』という引き合いが増えています」

 12分300円で利用できるプライベートなマッサージ体験。今後どこまでニーズを捉えられるか。


利用イメージ

交換可能な消耗品。日本メディックは消耗品の交換によっても売り上げを上げている。

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