インタビュー
吉野家の「ダチョウ丼」反響は? 第4の肉で探る“勝ち筋”を聞いた:茨城県の牧場で飼育(1/5 ページ)
吉野家HDがダチョウ事業への本格参入を発表した。茨城県の牧場で飼育したダチョウを使って、吉野家で「オーストリッチ丼〜スープ添え〜」を販売したほか、ダチョウのオイルを使った化粧品も展開している。どんな勝ち筋を描いているのか。
2024年8月、吉野家ホールディングス(以下、吉野家HD)はオーストリッチ(ダチョウ)に関する事業への本格参入を発表した。人口増などによる食糧不足問題の解決を目指す新事業で、外食事業での活用に加えて、ダチョウのオイルなどを活用した美容事業にも手を広げる。
同社は、2015年に茨城県にあるダチョウ牧場を買い取って飼育事業を開始。2017年にはダチョウ事業を手掛ける日本オーストリッチファーム社(茨城県石岡市、現:SPEEDIA〈スピーディア〉)を立ち上げた。2024年にダチョウの肉やオイルを活用した新事業を本格化している。
8月28日から限定的にダチョウ肉を使った「オーストリッチ丼〜スープ添え〜」(1683円)を吉野家で発売したほか、ダチョウのオイルを使用した化粧品も販売した。
ダチョウは健康や美容の観点で利点を持つというが、吉野家HDではどんな勝ち筋を描いているのか。同社の執行役員 兼スピーディアCTOの辻智子氏、スピーディア スキンケア商品事業部長の練木寛子氏に聞いた。
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