インタビュー
無印良品「団地まるごとリノベ」に新展開 古い施設が驚きの変貌 みんなが利用したくなる工夫とは(2/3 ページ)
良品計画は10月23日、2021年から行っている「MUJI×UR 団地まるごとリノベーション」プロジェクトの一環で港南台かもめ団地(横浜市)の集会所のリノベーションが完成したことを発表した。どう変わった?
生まれ変わった集会所
共用部は開放して立ち寄りやすく、滞留できる空間づくりを意識した。人が集まる仕組み作りとしてシェアキッチン、多用途に使える和室、ギャラリーを新たに設置した。
これまでは靴を脱いで入らないといけなかった仕様を変え、土足で入って、そのまま外に出られるようにした。エントランスには本棚を設けたほか、これまで外から立ち入れなかった中庭を室外テラスにリノベーションした。空間に合わせるため、MUJI HOUSEとUR都市機構は家具を共同開発もしている。
室内ではこれまで多目的スペースだった部屋にシェアキッチンを設置した。室外テラスと室内をつなげることで、シェアキッチンでつくった料理をベンチや芝生で食べることもできる。和室ではMUJI×UR共同開発パーツである「麻畳」を採用。素材の感触や色味が特長でさまざまな使い方が可能だという。
利用の開始は、10月26日を予定。当面はMUJI HOUSEやUR都市機構が週1回のペースでイベントを開催していくが、将来的に「近隣住民が自発的に交流し、つながりが生まれる空間」を目指すとUR都市機構の井添清治氏(東日本住宅本部 本部長)は展望を語った。
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