アサヒスタイルフリーの「生ジョッキ缶」発売 年末に高まるビール需要に対応:プロダクトInsights
アサヒビールは12月3日、飲食店のジョッキで飲む樽生ビールのような味わいが楽しめる「生ジョッキ缶」の新たなラインアップとして「アサヒスタイルフリー<生> 生ジョッキ缶」(485ミリリットル)を発売する。ビール類の需要が高まる12月に新商品を投入し、ビール市場の拡大を目指す。
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アサヒビールは12月3日、飲食店のジョッキで飲む樽生ビールのような味わいが楽しめる「生ジョッキ缶」の新たなラインアップとして「アサヒスタイルフリー<生> 生ジョッキ缶」(485ミリリットル)を発売する。ビール類の需要が高まる12月に新商品を投入し、ビール市場の拡大を目指す。
生ジョッキ缶は缶のフタが全開でき、開栓した瞬間に泡立つのが特徴だ。第1弾として2021年4月に「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」を発売したところ、人気のあまり、泡を生み出す特殊なふたの製造が追い付かず、出荷停止になった。2024年6月には、生ジョッキ缶と同様のフルオープン缶を使用し、缶を開栓するとレモンスライスが浮き上がってくる新商品「未来のレモンサワー」を発売した。
2007年に発売した「アサヒスタイルフリー<生>」は糖質ゼロの発泡酒。すっきりした飲みやすさと麦の味わいが特徴だ。糖質などに配慮したビール類は継続飲用者が多く、一人当たりの購入量も多い傾向にあるため、通常缶よりも大容量の485ミリリットルで発売する。泡を生む加工を施した缶胴内側の表面積が340ミリリットル缶よりも広くなるため、開栓時の泡立ちが良くなり、よりきめ細かい泡が楽しめるという。
10月10日からは、1000人を対象にアサヒスタイルフリー<生> 生ジョッキ缶を先行体験できるキャンペーンを実施。商品の認知拡大と話題喚起を図った。
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