「未来のレモンサワー」関西でも販売へ 本物のレモンスライス入りで話題:プロダクトInsights
アサヒビールは10月30日、缶を開栓するとレモンスライスが浮き上がる缶チューハイ「未来のレモンサワー」を、12月17日から東海・北陸・近畿の2府11県で販売すると発表した。同エリアでの販売は今回が初となる。
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日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
アサヒビールは10月30日、缶を開栓するとレモンスライスが浮き上がる缶チューハイ「未来のレモンサワー」を、12月17日から東海・北陸・近畿の2府11県で販売すると発表した。同エリアでの販売は今回が初となる。先行して11月19日からは首都圏・関信越エリアの1都9県でも再販する。
未来のレモンサワーは、アサヒビールが2021年に発売した「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」と同様のフルオープン缶を採用。開栓すると本物のレモンスライスが浮き上がる仕組みだ。レモンスライスはそのまま食べられ、レモンの個体差や飲むタイミングにより1缶ごとに違う味わいを感じられるという。適度な酸味と苦みが特徴の「オリジナルレモンサワー」と、サワー液に糖や香料を使わない「プレーンレモンサワー」の2種類を展開する。
これまで未来のレモンサワーは、首都圏・関信越エリアにおける2024年1〜9月のRTD(「Ready to Drink」の略。購入後そのまま飲める缶チューハイなどを指す)缶市場は前年比104%で推移していたが、そのうち、未来のレモンサワー1回目発売週は同134.2%、2回目発売週は同123.9%と前年を大きく上回った。アサヒビールは今後、未来のレモンサワーの販売エリアをさらに拡大する計画だという。
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