インタビュー
夏に90万枚も売れた「アセドロン」、今度は冬の“汗冷え”をドロン! グンゼだからできることがある:機能性ばかり訴えない(3/4 ページ)
汗による不快感を解消するグンゼの「アセドロン」シリーズが、発売から7カ月で累計90万枚を販売した。10月に、冬用の「ファイヤーアセドロン」を発売。商品の特徴は……。
春夏の成功を生かしたブランド戦略
10月の発売以来、まだ本格的な寒さには至っていないものの、市場からの反応が出始めている。「レディースインナーの動きが早く、アセドロンブランドを知る消費者からの期待も大きい」とマーケティングを担当する日和崇氏は手応えを語る。
マーケティング面でも新たなアプローチを採用。従来の「吸水速乾」「吸湿発熱」といった業界用語ではなく、「ベタつき」や「汗冷え」など、実感を伴う言葉を打ち出すことで直感的な理解につなげたほか、広告展開では春夏の「肌着革命」から、秋冬は「どういう時に汗をかくのか」をより実感できる表現にした。
ロゴデザインにも統一感を持たせた。「春夏で話題を呼んだブランド資産を生かし、既にアセドロンを知る方にファイヤーアセドロンも認知してもらいたかった」(日和氏)
購入者からの反響も上々のようだ。極度の冷え性に悩む人は、寒い時期に着込むことで汗をかきやすくなり、着替えを余儀なくされていたが、ファイヤーアセドロンを使用してからは着替えの回数が減ったという。
そのほか、開発メンバーが発熱時に着用して快適だった体験も、新たな使用シーンの可能性を示している。
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