AIサービス導入後の課題 「社員への教育・研修が必要」を抑えた1位は?(2/2 ページ)
AIサービスを使用している人は3割超ーー。そのような結果が電通(東京都港区)による調査で明らかになった。そのような中、企業はAIサービス導入についてどのような課題を抱いているのか。
AIに対して不安なことは?
AIに対して不安に感じることは「世の中にフェイクニュースや誤情報が増えること」が最も多く、35.9%を占めた。次いで「AIが生成した情報に偽情報(ディープフェイクなどの画像差し替え)が含まれている可能性があること」(31.6%)、「AIをうまく使いこなせる自信がないこと」(28.3%)という結果に。
前回調査と比較すると「好きなクリエイター(イラストレーター、ミュージシャン、その他)がAIに模倣され、独自性が薄れてしまうこと」「自身が作成した絵・イラスト、文章、音楽などの著作権が侵害される可能性があること」は、それぞれ3.9ポイント増加する結果となった。
生成AIを勤め先で活用している一般企業従事者は合わせて18.7%だった。また、「現在は活用していないが、業務での活用を検討している」とした10.6%と合わせて29.4%がAIの活用に積極的であることが分かった。
従業員数別で見ると、従業員数500〜1000人未満の一般企業従事者で生成AIを活用している人は28.7%だった。また、従業員数1000人以上では29.7%に上った。
生成AIの導入検討時期を導入目的別に分析したところ、「人手不足対策」としての生成AI導入意向は8割を超える結果となった。「人手不足対策」「コスト削減」「ビジネスチャンス創出」のいずれの目的においても、導入意向は前回調査より増加していた。
半年以内にAIを導入したいと考えている人は前回調査より大きく増加。「人手不足対策」では9.4ポイント、「コスト対策」では10.7ポイント、「ビジネスチャンス」では11.1ポイント増加した。
調査は7月18〜22日にインターネットで実施。日本全国の15〜69歳の男女から回答を得た。サンプル数は3000(15〜19歳が208、20〜69歳が2792)。
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