累計100万台突破 ドンキの「キャリーケース」がリニューアル、お客の声に応えた「6つ」のポイント:プロダクトInsights(1/2 ページ)
ドン・キホーテは、従来品の6つのポイントをリニューアルした「拡張ジッパーキャリーケース」を発売した。価格は1万999〜2万899円。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
ドン・キホーテ(東京都渋谷区)は、従来品の6つのポイントをリニューアルした「拡張ジッパーキャリーケース」を発売した。価格は1万999〜2万899円。
2024年は旅行需要が国内もインバウンドも大きく回復し、ドン・キホーテではトラベル関連用品(キャリーケース、旅行小物)の売り上げがコロナ禍前の2倍以上に伸長。キャリーケースの年間売り上げは20億円以上となっており、中でも拡張ジッパーキャリーケースの販売台数は累計100万台を超えている。
しかし、「車輪が弱い」「ジッパーが固い」といった声もあったことから、今回、大きく6つのポイントをリニューアルした。
1つめは、大きなキャスター後輪。厚みを2ミリずつ厚くすることで、キャリーハンドルを引いて使用する二輪走行時の安定性と耐久性を向上させた。
2つめは、べスポジ調整キャリーハンドル。キャリーハンドルが1.5センチ刻みで自分好みの高さへと調整可能になった。「ハンドルの高さがしっくりこない……」といったストレスを解消し、“ベストポジション”で押したり引いたりできるようにした。
3つめは、グリップマスター&ボトムハンドル。キャリーケースを持って階段を上がるとき、通常は上部に付いているトップハンドルを使用するが、手持ちのバッグをキャリーケースに載せているとき、いったん降ろして持ち直すのは面倒といった声があった。しかし、キャリーハンドルの反対側に付けたグリップマスターを使うと、バッグが載っていても持ち上げられるようにした。また、棚上げに便利な底ハンドルも付けた。
4つめは、車輪をロックするフットストッパー。幅を従来モデルの17ミリから30ミリに広げ、つま先でのON/OFF操作がしやすい形状にした。
5つ目はシリコングリップ。トップハンドルとサイドハンドルに、長時間握っても手が痛くなりにくいシリコン素材を採用した。
6つめは、YKKファスナー。メインファスナーに丈夫なYKKファスナーを採用し、滑らかな使い心地と耐久性を向上させた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
“ヤンキー特化型”ドンキが大阪に上陸 ボンタン完売の店内はドキドキか、ギラギラか
大阪府貝塚市に「ギラギラドンキ」が登場して、半年がたった。その名の通り、店内はギラギラしているわけだが、新たなコンセプトの店を運営して、どういったことが分かってきたのか。ターゲットのお客は……。- 「47都道府県ピンバッジ」が人気 なぜ「群馬県」が断トツに売れたのか
- ダイソーの「プチブロック」がすごすぎる 知られざる“熱狂”の世界
- 「有名チェーン店」が店を出す駅、出さない駅を可視化してみた




