2015年7月27日以前の記事
検索
インタビュー

闇バイト「追体験」ゲーム、自治体・教育機関に導入へ(1/2 ページ)

あまりにもリアルなゲーム画面。その狙いは何か?

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

 教育支援プログラム開発などを手掛けるスタートアップClassroom Adventure(東京都中央区)は、「闇バイト」をテーマにしたゲームプログラム「レイの失踪」をリリースした。実際のSNSのやりとりなどを模したプレー体験を通じて、闇バイトの危険性を伝える。教育プログラムとして、すでに国内教育機関での導入が決まっている。

photo
現役大学生らのスタートアップ企業が開発した闇バイト体験プログラム、国内教育機関に導入へ(ゲッティイメージズ)
photo
闇バイトが“追体験”できる「レイの失踪」(出所:プレスリリース、以下同)

 近年、若者がSNSなどから特殊詐欺や強盗などの凶悪犯罪に加担してしまう、いわゆる「闇バイト」が問題になっている。2024年には警視庁による闇バイトに対する警告が1万件以上にのぼり、実際に闇バイトによる事件の報道も多くみられるようになった。逮捕者の約8割が10〜20代の若者であり、犯罪であるという意識が弱いまま応募してしまう人も多く、一度参加すると「通報するぞ」「家族が危ない」などの脅しを受け、抜け出すことが難しいことも知られている。

photophoto 実際のプレー画面(提供:Classroom Adventure)

 「レイの失踪」は、闇バイトに実際に加担していく様子を「追体験」しながら危険性を学ぶ教育プログラム。開発元のClassroom Adventureが全国の教育機関に出張授業を行い、学生に実際にプレーしてもらいながら理解を深めていくという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       | 次のページへ
ページトップに戻る