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話題の「電流スプーン」、減塩ラーメンは“しょっぱく”感じられるのか? 一風堂が限定商品 キリンと手を組んだワケ(1/2 ページ)

一風堂は12月13日から、減塩ラーメン「減塩白丸元味」(1000円)を期間限定で販売する。同商品はキリンが開発した、電流を流すことで塩味を補う食器型デバイス「エレキソルト スプーン」で提供。果たして本当に“しょっぱくなる”のか。試食会で取材した。

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 ラーメン店「一風堂」を展開する力の源カンパニーは12月13日から、キリンホールディングスと共同開発した減塩ラーメン「減塩白丸元味」(1000円)を期間限定で販売する。同商品はキリンが開発した、電流を流すことで塩味を補う食器型デバイス「エレキソルト スプーン」で提供。減塩食に対して「薄味で物足りない」「習慣化するのが難しい」といった悩みを持つ人に訴求する。

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一風堂、「30%減塩」のラーメンを限定発売(編集部撮影)

「濃い味で食べたいもの」の1位

 エレキソルトは、スプーンの先端から微弱な電流を流すことで、食品の塩味を約1.5倍に増強する食器型のデバイスだ。2019年にキリンが開発に着手し、2024年5月にスプーン型の「エレキソルト スプーン」(1万9800円)として、公式オンラインストアなどで予約販売を開始した。

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販売中のエレキソルトスプーン(公式オンラインストアより引用)

 持ち手に付いたボタンを押すと電源が入り、食べ物を口に運ぶと電流がスプーンから口に、そして腕から再びスプーンに流れる。こうして電流の循環を作り出すことで、塩味やうま味がより強く感じられるという仕組みだ。

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エレキソルトスプーン(編集部撮影)

 エレキソルトの形状や、合わせる料理を検討するに当たって、キリンは「減塩に取り組む人が、薄味ではなく濃い味で食べたいもの」を調査。その結果、2位の「みそ汁」と大きく差をつけ、1位に挙がったのが「ラーメン」だったという。

 そこで同社では「減塩に取り組む人に“ご褒美食”としてのニーズがあるのでは」との分析から、一風堂と「減塩ラーメン」の共同開発に乗り出すことに。一風堂の定番メニュー「白丸元味」をベースに、塩分を30%減らした商品を開発した。力の源カンパニー 商品本部 副本部長の冨田英信氏は「ただ塩分を減らすだけでは物足りない味になってしまうので、うま味や甘味で味付けを調整した。そのまま食べても非常においしい」と自信を見せる。

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減塩白丸元味(同上)

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